立地を選ぶには、出店エリアのおよそのマーケット規模の把握が必要になります。
立地の種類と業態と商圏距離

業態により出店の適正立地は違いますので、まずは、来店頻度を目安に適正立地を選びます。立地が決まれば、候補地のマーケット規模の確認になります。
確認方法は、リアル店舗の出店立地の見方(2)でご紹介したjstat mapを利用します。jstat mapで住所入力して、商圏エリアを一次商圏・二次商圏・三次商圏商圏距離設定して。マーケット規模を把握します。
業 態 / 来店頻度 ほぼ毎日 食品スーパー・パン屋・学習塾
立 地 / 駅周辺型商業集積地区・駅改札内事業所と市街
主たる商圏距離 / 徒歩500~1.2km
業 態 / 来店頻度 週に1回2回 ドラッグストア・中型食品スーパー・ディスカウンター
立 地 / 住宅地背景型
主たる商圏距離 / 自転車 2km~5km
業 態 / 来店頻度 月に1回2回 衣料品店 家電量販店 大型ショッピングモール
立 地 / ロードサイド型
主たる商圏距離 / クルマ 15km~20km
マーケット規模の計算方法
各業態のマーケット規模に関しては、業界団体が個別に出している統計かコンサル会社の資料を利用して計算します。
業態の年間の消費額➗日本の人口(1億2570万)=一人当たりの業態消費額
一人当たりの業態消費額 × jstat mapで商圏エリア人口=商圏エリア内年間消費額
物販の場合は、ネットで利用も多いので
商圏内年間消費額 × 60%~70% = リアル店舗のマーケット規模
上記の計算でおよそのマーケット規模がつかめます。
あとはリアル店舗のマーケット規模から何%ぐらいシエアが取れるかになります。
すでに店舗を持っている方は、自分のお店に当てはめて計算してみてください。

個別出店立地を探す
- 住宅地背景型 ーーーー住宅系賃貸業者のHP・地元の賃貸業者
- ロードサイド ーーーー流通系建設会社・地元の不動産業者
- 商業施設 ーーーー商業施設HP・リーシング会社・内装業者
出店立地を探す時住宅地背景型は、一般的な賃貸会社のHPからで問題ありません。ロードサイドの場合は情報がHPに出てないことも多く物件が見つかるまでに時間がかかることがありますので、流通系の大手建設会社に問い合わせするのも方法としてありかと思います。
商業施設の場合は、直接HPにて問い合わせるか、店舗専門の仲介業者(大手内装業者子会社等)から探してもらうことをお勧めします。
(全てに於いて審査があり百貨店や人気商業施設になると実績がないと出店できません)
リアル店舗の出店立地の見方(1)
リアル店舗の出店立地の見方(2)
リアル店舗の出店立地の見方(4)




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