出店立地の候補地選びについて、基礎的な考え方と店舗デザイナーからの視点をいくつか、紹介したいと思います。

立地の種類について
駅周辺型商業集積地区・駅改札内事業所ーーー駅周辺や改札内の商業集積地
市街地型 ーーー都市の中心部(駅周辺除く)繁華街やオフィス外に立地
住宅地背景型 ーーー住宅地を後背地として主にそれらに居住する人が消費者の立地
ロードサイド型 ーーー国道、それに準ずる道路の沿線に立地
その他 ーーー観光地や、寺社仏閣の周辺地区の立地

商圏について
潜在的消費者の地域的広がり
店舗にお客様(潜在的消費者)が来店する可能性がある。地域的な広がりになります。
通常は商圏距離になり距離で表されることがあります。地理的条件によりその距離は、大きく変動します。特に河川(バリヤ)や道路事情により変化します。

商圏距離について
- 一次商圏(毎日利用) 徒歩10分から15分 距離500m〜1.2km以下
- 二次商圏 (週に1,2回) 自転車10分から15分 距離 2km〜5km以下
- 三次商圏(月に1回程度) クルマ30分〜40分 距離 15km~20km
おおよその目安になります。時間帯や曜日によってお店までの来店時間が変わることがあります。
平日は、10分で来店できるのに土日は、20分かかることが大きな商業施設であったりしますので
できれば曜日と時間帯を変えて調査が必要です。
また、以前だとコンビニは、一次商圏で徒歩商圏だと言われていましたが、今や二次商圏 と三次商圏の間でしょうか。
業態によって商圏は、変わります固定されるものでなく事業規模が大きくなったり商環境変化ににより変わります。長期スパンで計画することが必要です。
二次商圏と三次商圏で出店ミスされる事業者を時々見ますが、上記の記載通り週1,2回の来店があるかが分岐点になります。
アウトレットモールやイケア等ここには当てはまりません 商圏距離は業種によって大きく変わります。
リアル店舗の出店立地の見方(2)
リアル店舗の出店立地の見方(3)
リアル店舗の出店立地の見方(4)



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